Bruno Munari (ブルーノ・ムナーリ)
1907年ミラノ生まれ。
後期の未来派の活動に参加し、1930年に「役に立たない機械」で注目を集めます。
1954年にはサルの玩具「Scimmietta ZIZI」で第1回コンパッソ・ドーロを受賞し、
1955年、1979年にもコンパッソ・ドーロを受賞しています。
DANESEでは、[EDlZlONE PER BAMBINI] の大部分を手掛けるなど、
遊びの中から子供が自らの創造力を育める作品を多く制作しています。
天衣無縫で人の心を暖かくするようなムナーリ作品ですが、マーリ同様、
芸術的な探求と理論的な探求が作品のバックグラウンドとして存在します。
ムナーリは1998年に91歳で亡くなりましたが、日本でも著書の邦訳がほぼ出版され
回顧展が何度も開催されるなど、約70年にわたる製作活動が生前にも増して
評価されているアーティストです。