400年もの歴史と伝統を受け継ぐ渋うちわ
和紙部分に柿の渋を塗り重ねた渋うちわは、
乱暴に使わなければ100年以上もつといわれます。
これは、物の乏しかった時代の人の知恵が生んだ素晴らしい工夫です。
長寿を誇り虫が付かないことから、来民の
渋うちわは縁起物として喜ばれているのだとか。
猛暑続きの中、節電が叫ばれる日本。
人間らしい暮らしをもう一度見直し、うちわの良さを
再発見するいい機会かもしれません。
来民渋うちわから送られるやさしく涼やかな風が、
遠い夏の日の心地よさへといざなってくれることでしょう。