山田工業所製 木屋の打出しフライパン
薄くても頑丈な特性をそのまま生かし、塗装を一切しない打出しフライパンは、
火加減が料理の出来栄えを決める「焼く」「炒める」調理に長けています。
20cmは1〜2人分の朝食やお弁当のおかず作りに重宝します。
ベーコン(多め)エッグなら1つ、ベーコン(ふつう)エッグなら2つ焼けるサイズ感です。
お弁当用の人参のきんぴらは2人分くらい。
『熱した油をジュッとかけて仕上げる』料理を作る時にも重宝します。
少量の油を、温度を気にすることなく熱せる(鍋から目を離さない)のです。
全サイズに共通するのは、油がなじめばなじむほどに使いやすくなること、
重すぎないこと、丈夫で、気兼ねなく洗えること、
そして、ハンドルが『板』でなく、鉄板をくるんだ『筒』状になっているため
『持ちやすく、手が痛くならない』ことです。
それにより、調理中に鍋を振ったり、持ち上げて火加減を調整したりの作業が格段にやりやすい。
鉄はその強靭さと、叩き鍛えることで多様な形に加工できることから、
古来より武具、農具、建築部材や装飾品など、生活に身近な道具に用いられてきました。
鍛鉄は、薄くても頑丈な特性と熱を蓄え伝える効果が高いため、フライパンに適した素材です。
この打出しフライパンは、熟練した職人の技術により数千回叩くことで成型されています。
打出すことで鉄の表面に細かい凹凸ができ、油が馴染みやすくなります。
また、握りやすいように細く絞られた楕円の取っ手と調理面を継ぎ目のない
一体型にしたことで手入れがしやすく、清潔にお使いいただけます。
随所に工夫された構造はフライパンの機能を充分に果たし、より使いやすく仕上げられています。