80年代のロンドンの工房で生まれたSチェア
80年代のロンドンの工房で生まれたSチェアは、
伝説的な家具会社カッペリーニによって現在も
イタリアで生産されている兄弟チェアの前身です。
製造技術の最新動向を考慮して再設計されたオリジナルの立体形状は、
現在では純粋な新しいウールのカバーを備えた
工業用ハード/ソフトフォームで成形されており、
すぐに認識できる曲がりくねった曲線は、
これまで以上に快適で人間工学的にアクティブになっています。
今では、ステアリングホイールをイメージした
鋳鉄製の台座の上に誇らしげに置かれています。
ニューヨーク近代美術館からロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館まで、
数多くの美術館の常設コレクションに
数多くの歴史的バージョンが展示されている「S」の
エキサイティングな冒険は、遠い未来まで続くことでしょう。
「私のデザインは、当初の意図とはまったく逆の解釈が可能な、
やや成功したもののようです。
Sチェアの当初の出発点が鶏だったとしたら、
他の人からは女性の形だとよく言われます。」
トム・ディクソン