手作業で作られた温かな雰囲気のお皿です。
たおやかな天草の海に山々がせまります。
その山を掘ると白い石が出てきます。
石を砕いて叩いて粉にして水に晒します。
水分を搾って練ると粘土になります。
その粘土を板状に切って石膏の型に置き、
少しずつ指で押して一つずつ形を作ります。
タタラの型打ちという作り方です。
轆轤の様に回転から作る形とは違い、
静止している土を人の手がペタペタとやるので、
どうしてもより明らかに一つ一つに無作為な個性が宿ります。
何にでも使いやすい便利なお皿です。
スパゲッティ、カレー、サラダ、炒飯、
餃子、ガッパオ、なんでもござれ。
ワンプレートもキマリます。
朝でも昼でも夜にでも、春夏秋冬、和洋中、
年年歳歳ピタリと寄り添います。